ミシェール・アルノー
本名ミシュリーヌ・カレ。1919年軍港トゥーロン生まれ。
パリの大学で政治・法律を学び哲学の博士号を持つ彼女だが、シャンソンが好きでサン・ジェルマン・デ・プレ界隈の店に出入りしていた。
アルノはこの頃、<クオッド・リベット>を経営するフランシス・クロードFrancis Claudeと出会う。クロードは評論家、作詞家としても活躍していた人物で、この店にはカトリーヌ・ソヴァージュやレオ・フェレも出演していた。この店が51年防災上の理由で、右岸に<ミロール・ラルスイユ>と名を替えて移転した翌年、アルノは初ステージを踏んだ。(その2年後セルジュ・ゲンズブールが、ピアニストとして起用されることとなる。)
デビュー当初から、クロードやフェレ、ゲンズブールらから作品を提供され、52年にはドーヴィルのシャンソン・コンクールでグランプリを獲得。やがて、クロードと結婚することとなる。
その後も彼女は<オランピア>や<ボビノ>などに出演を重ね、また59年からはテレビのプロデューサーとしても活動している。
<代表曲> ![]()
サン・ルイ島 〜 L'ile Saint-Louis 灯ともし頃 〜 La rue s'allume 限りなき愛 〜 Notre amour 愚かな恋の処方箋 〜 La recette de l'amour fou ロンサール58 Ronsard 58 おまえは望んだ 〜 Tu voulais